名義変更中心の認識・手順に関する質問
レビューから、役割と利用方法を説明する必要性を確認しました。
車両管理サービス · プロダクトデザイン・PM
名義変更中心のアプリを、日常の車両管理へ広げるプロジェクトです。ストアレビューでサービスの認識や手続きの迷いを、国内外の車両・保険アプリで登録の複雑さや専門用語を調査。ユーザー像と設計基準に整理し、ホーム案、有料照会、管理フロー、ブランドへ具体化しました。
既存アプリは車両の名義変更を支援していました。キックオフでは、車両管理全般への拡張に向けて保険事故履歴の照会と車両分析を優先課題に設定。私は具体的なアイデアを中心となって提案し、クライアント、PM、開発者と情報構造・画面・実装用資料に落とし込みました。
リサーチの根拠: キックオフ、App Store・Google Playのレビュー、国内外の車両・保険アプリ、当時作成したユーザー像とホーム提案をもとに整理しました。
リサーチ
競合調査の前に、ストアレビューを確認しました。当時の提案書には、オンライン名義変更サービスという認識と、準備や登録者に関する質問が残っています。拡張には機能追加だけでなく、アプリの役割と使い方の説明も必要でした。
競合では、長い登録手順、難しい用語、個別化の不足を課題に整理。目標を「車両情報を増やす」から「名義変更の前後に情報を理解し、必要な管理行動へ進める」に具体化しました。


レビューから、役割と利用方法を説明する必要性を確認しました。
管理機能を増やしても、いつ、なぜ使うかが伝わらなければ利用につながりません。
管理機能への入口、説明と条件、詳細照会・予約をつなぎました。
User model
企画では既存オーナーと新規・購入予定者を分けました。前者は保守・管理情報、後者は名義変更の手順と素早い情報アクセスが必要と定義。共通する明確な説明と管理ガイドを基準にしました。


Options & trade-offs
ホームでは、管理機能、トレンド、バナーの分け方と、専門用語をどこまで説明するかが論点でした。初期はアクセス重視の案と、タブ・説明カードを使う案を提案しました。
初期範囲はホーム2案、約45画面、色・文字のガイド。まず既存機能の探しやすさと理解を改善し、個別の管理提案やリマインドは後続検討に分けました。
保守機能、データ・トレンド、バナーを3領域に分け、認識しやすいアイコンで入口を示す案です。
検討する点: 素早くアクセスできる一方、なじみのない機能の意味まで伝わるかを確認する必要がありました。

「マイカー・トレンド」をタブで分け、機能別の説明カードで情報の伝わりやすさと他メニューとの一貫性を重視した案です。
検討する点: 説明のための領域と、一目で見られる情報量のバランスが論点でした。

初期に検討した方向性を示す資料です。以下の濃い青のUIとは段階を分けて掲載しています。

ブランド戦略とビジュアル基準
継続的に使う管理サービスとして信頼感を高めるため、水色から濃い青への変更を提案。パレット、文字、アプリ全体の基準をあわせて整理しました。
Pretendardで見出し・本文・補足の階層を定義。色、サイズ、太さで主要操作、車両の数値、補足説明を区別しました。
ボタン、フォーム状態、ナビゲーション、ポップアップ、要約、グラフを定義し、アイコンと導入画面も制作。履歴照会の説明・価格・操作の区分や、点検期限の強調に適用しました。

Product positioning
「車のある生活を支える」という方針を導入画面で具体化。名義変更に加え、事故履歴、制限事項、未納情報を説明し、管理サービスの範囲を伝えました。
01 / 支払い前に理解できる有料サービス
事故履歴照会はクライアントが優先した有料機能でした。目立つ位置で提供するには、確認できる情報と費用を事前に理解できる必要がありました。
入口で事故・修理履歴の範囲、有料であること、価格をあわせて説明する案を提案。価格付きボタンで操作を明確にし、結果は事故金額の要約と詳細に分けました。
機能の配置、説明、価格表示、結果の優先順位を主導して提案し、クライアント・PM・開発者と画面と資料に具体化しました。

入口 / 支払い前の説明確認できる情報と有料であることを示し、実行ボタンに価格を表示しました。
結果 / 要約と詳細を区別事故金額の要約と詳細を分け、読む順序を整理しました。
Decision & constraints
結果は保険で処理された履歴です。0件が無事故を意味するわけではなく、車両保険未加入期間には提供できない情報もあります。件数や金額とともに、基準日と情報の限界を読める構成にしました。
再照会にも料金条件がありました。更新前に料金を案内し、車両ごとの支払いから24時間以内は追加課金しない条件を確認できるようにしました。
02 / 専門情報を理解し、行動できるように
専門用語は、車に詳しくない人には難しいと判断。名義変更後も使うサービスには、情報を日常の管理行動へつなぐ説明が必要でした。
情報を残しながら判断に必要な説明を追加。制限事項は種類・件数・詳細照会をまとめ、点検では有効期間と残り日数を予約ボタンと一緒に示しました。
補足と文字の階層で情報を分け、期限が近い項目を強調。点検は期限から予約へ、制限事項は要約から詳細へ進める構成です。

期限と予約を並べる車検予約ボタンの上に、有効期限までの残り日数と有効期間を表示しました。
専門用語に説明を添える制限事項の種類、説明、件数、詳細ボタンをあわせて示します。
Workflow & handoff
有効期間と残り日数の確認から予約へつなぎました。原本にはKakaoTalkでURLを送信した案内と、送信済み通知を再要求した案内があります。アプリ内の操作と外部での次の行動を分けています。
State model
同じ「履歴なし」でも、未照会と0件では次の行動が違います。照会前は実行操作、解析中は所要時間と画面遷移、結果は件数・基準日・詳細を示しました。
モーション制作と実装
新ブランドのアイコン、イラスト、読み込みアニメーションを制作。Cinema4Dで回転ロゴをレンダリングし、実際のアプリに実装されました。


アプリ画面

Output / Result · 成果物と結果
名義変更にとどまらず、情報の確認と管理を行うサービスへ拡張しました。
アプリのブランド方針は、後続のWebリデザインにつながりました。
評価:App Store・Google Playの単純平均
ダウンロード:Google Play基準
2026年10月時点
App StoreとGoogle Playで公開されたアプリ全体への反応です。
機能の優先順位、画面構造、車両情報の説明、保険サービスUIを整理。濃い青のブランドと文字・コンポーネント基準、アイコン、イラスト、読み込みモーションを制作しました。
名義変更後も、車を管理しながら使い続けられるサービスを目指した拡張です。